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ことば遣いの基本

依頼する時：「おそれいりますが」で始めて「〜をお願いできますか」「〜をしていただけませんか」。

同意する時：「はい、かしこまりました」「承知いたしました」。

ことわる時：「いたしかねます」「わかりかねます」と婉曲に。「できません」「わかりません」ではあまりに不愛想になります。

謝罪する時：「申しわけございません」が最適。「ごめんなさい」「すいません」は仕事上では不適当な言葉です。

礼を述べる時：「ありがとうございます」「おそれいります」。

呼称を使い分ける
自分の言い方：「わたくし」が基本。「あたし」「わたし」「ぼく」が通用するのは学生時代まで。自社の呼称も「うち」ではなく、「わたくしども」あるいは「弊社」と言うようにします。

相手に対する言い方：「○○君」は同僚に対しても失礼。役職のない先輩や同僚に対しては「○○さん」、上司に対しては「○○部長」と役職名で呼ぶ。社外の人や目上の人に「あなた」と呼ぶのはタブーです。「○○様」と丁寧に。社外の人に対して社内の人の話をする時は呼び捨てに。他社の社名には「○○様」と『様』をつけて丁寧に呼ぶようにしましょう。

ことわり方のマナー

人と人、会社と会社とのつきあいのなかで、ことわることほど難しいものはありません。ムッとさせるか、納得させるかはあなたのことわり方次第です。

まずよく相手の申し出を聞くのが第一です。ことわりのことばは誠意をこめて「申しわけありませんが」と頭を下げて言えばやわらかに相手に伝わります。

「私どもの力不足で」「社の方針ですので」など、ことわる時にも相手の責任ではないというニュアンスが必要です。

謝り方のマナー

たとえ自分のミスではなくても言いわけは無用です。会社を代表して謝る気持ちがポイントになります。

「失礼があったそうで」の「〜そうで」は、どこかで責任逃れしようとしている証拠。自己弁護は会社全体の評価を下げることに繋がるので要注意です。

姿勢を正し、恐縮した態度で。 「申しわけございません」とはっきりと頭を下げることが大事です。

頼み方のマナー

頼みごとをするときは「恐れいりますが」「恐縮ですが」から始めて、あくまでも謙虚な気持ちで臨みましょう。

教えを請う時：「ご都合のいい時、10分ほどお時間いただけませんか」と、まず相手の都合を第一に考えましょう。

協力を頼む時：時と場合によっては上司からの援護射撃も必要でしょう。書類で、電話で、会ってと事の重要性を考えて手段を選ぶようにしましょう。押しつけがましい、身勝手ととられないよう、相手の意見も充分聞く態度でのぞみたいですね。